
Apple製品を購入する時にぶつかる一つの障壁にメーカー延長サポートであるAppleCare+。加入するとテクニカルサポートを優先的に受けれたり、修理代が安くなったりとメリットが多いのがAppleCare+ですが、AppleCare+には、24ヶ月分の「一括払い」と「月払い」があります。
AppleCare+は「一括払い」の方がおすすめです。
その理由について解説していきます。
しかし最近はAppleCare+に入らない人が増えてきているのが現状です。
①「一括払い」と「月払い」について
②「一括払い」と「月払い」の違い
③「一括払い」と「月払い」のメリット
④AppleCare+に加入しない人が増えている理由
【iPhone16×AppleCare】一括払いと月払いを比較

数年前のAppleCareは基本的に一括か正規のプロバイダー(通信キャリア)のオプションとして分割契約ができるぐらいでしたが、2021年から「月払い(サブスクリプション)」の選択が可能となりました。
しかし、iPhoneユーザーの中でも知らない人が多かったのが現状です。
ここでは、一括払いと月払いについて比較していきます。
一括払いも月払いも保証内容は同じ
一括払いと月払いで、AppleCare+の保証やサポート内容は変わりはありません。
保証対象の期間内であれば、AppleCare+の保証とサポートを受けることができます。
以下一例です。
- 無料のテクニカルサポートの優先接続
- 端末の交換修理
- バッテリー交換サービス
- 限定価格の端末修理サービス
詳しくは以下の記事をご覧ください。
期間限定と月払いでの違う点
期間限定プランと月払い(サブスクリプション)の大きな違いが2つ存在します。
- 料金
- 譲渡の可否
料金
月払いとの差は以下の通りです。
※iPhone16の場合、AppleCare+の一括払いは23,800円。
(24ヶ月):23,800円(税込)
23,800円÷24ヶ月=991円/月(税込)
月額991円!
★月払い:1,180円(税込)
月払いだと1ヶ月あたり200円程度多く支払いことになり、2年間の総額だと5,000円の差になります。
期間限定プランに限りApple Care+ 契約の譲渡ができる
使わなくなったApple製品を第三者に譲る(売買)する時問題になってくるのが製品保証ですよね?
Apple製品ではAppleCare規約第10項の以下の文言に基づき期間限定プランである場合に限り、
1契約につき1回譲渡することができます。
10.本プランの譲渡
期間限定プランの場合のみ、お客様は、本プランにおけるお客様の権利のすべてを、1回に限り、第三者に対して永久譲渡することができます。ただしこの場合は、次のすべての条件を満たす必要があります。
(i)お客様は当該第三者に対して、購⼊証明書原本、本プラン確認書、本プランの印刷物、本サービス契約を譲渡すること、(ii)お客様は譲渡通知をAppleCareサービス&サポート製品事務局Appleメールセンター(〒106-6140 東京都港区六本⽊6丁⽬10番1号 六本⽊ヒルズ)宛に送付することによりAppleに通知すること、(iii)当該第三者が、本サービス契約の条件を受諾すること。
本プランの⽀払いが⽀払いプランプロバイダによって⾏われている場合、またはその他の⽅法で分割払いが⾏われている場合、被譲渡⼈は譲渡⼈のすべての⽀払い義務を引き継いで履⾏するものとします。
被譲渡⼈がその⽀払い義務を履⾏しなかった場合は、第9項に記載されている該当する解約条項が直ちに有効になるものとします。
譲渡についてAppleに通知する際は、本プランの契約番号、対象機器のシリアル番号、および新しい所有者の名前、住所、電話番号、メールアドレスを提⽰する必要があります。
250304_applecareplus_jp.pdf
ただし、キャリアを通じて分割払い契約を行っている場合新しい所有者が従前の契約を引き継ぎ、滞りなく支払いを行う必要があります。
これが月払い契約(サブスクリプション)である場合如何なる理由も譲渡することができません。
これはAppleCare製品のシリアル番号に紐づくライセンスではなくサブスクリプションを購入したAppleAccountに直接関連付けられるためだそうです。
【iPhone16×AppleCare】一括払いと月払いのメリット

一括払いのメリット
先述した通り、料金が安いことが1番のメリットです。
しかしiPhoneの端末購入に10万円近く支払うのに加え、AppleCare+に追加で2〜3万円程度支払うことになるので、一時的な出費が大きくなるのがデメリットでもあります。
さらに契約譲渡できるので販売時に購入者から製品のサポートが受けれないと言ったクレームを
貰うことが少なくて済むのもポイントです。
また、一括払いでAppleCareを購入していても途中解約可能であり返金対応してくれます。
途中解約しても契約期間に応じて適切な金額が返金されます。
月払いのメリット
月払いのメリットは、一括払いと違いAppleCareの期限が設けられていないことです。
一括払いだと24ヶ月ですが月払いだと、期限を気にすることなく長期間の加入が可能です。
【iPhone16×AppleCare】一括払いから月払いに変更は可能!

最近はiPhoneを長期間使い続けることが主流になっていきます。
そのため一括払いだと24ヶ月で終了してしまうため、25ヶ月目以降はAppleCare+の保証やサービスを受けることができなくなります。
もちろんさらに2年間の契約を更新することもできます。
※その場合はその時点での期間限定プラン料が発生するため加入時より高くなる場合があります。
通信キャリアを通じて契約している場合は、キャリアオプションの解約するまで2年契約が自動で更新され続けキャリアの分割払いにて契約が継続します。
Apple公式から購入するPaidy後払いは月額払い(サブスクリプション)のみしか選択できません。
iPhoneの設定にて、AppleCare+の保証内容の確認から月払いを選択することで、簡単に変更することができます!
AppleCare再加入の猶予設けられる
AppleCareは、原則製品購入から30日までしか加入することができません。
しかし、期間限定プランで契約した場合契約満了から45日以内であれば前項の通り年払い契約を再購入して延長するか月額サブスクリプション契約をすることができます。
月払いのサブスクリプション契約である場合は、解約時点で30日が経過している場合その製品でAppleCare+に再加入することはできません。
AppleCare+の契約体系を知る方法
ここまでAppleCare+の期間限定プランと月払いの違いやメリットなどの特徴を解説しました。
実際に自分はどのような契約形態で加入されているのか確認してみましょう。
方法は以下の2通りです。
- AppleCare+の登録書
- マイアップルサポート
- 製品の保証情報画面
AppleCareの登録書は、AppleCare+購入時にAppleよりメールで送付されることが多い重要書類です。
あなたがAppleCare+を契約していることを証明するために(契約番号、補償期間、シリアルナンバー)が記載されたPDFデータです。

本書の保証終了日が解約するまで毎月更新や解約するまで毎年更新である場合はサブスクリプション契約になります。
保証終了日に正しい日付が記入されている場合は期間限定プランとなります。
マイアップルサポートでは、AppleAccountに関連付けられたデバイスの保証期間や過去のサポートアクティビティを確認することができるページです。

このページで更新日が表記されている場合は年払いもしくは月払いのサブスクリプションになります。
iPhoneであれば設定→一般→AppleCareと保証から契約内容を確認できます。
【iPhone16×AppleCare】最近は入っていない人が多い!

最近はAppleCare+よりもモバイル保険へ加入する人が多いそうです。
数年前までは、iPhone購入し、保険に加入するとなればAppleCare一択でしたが最近は民間のスマホ保険が販売されており、そちらを購入する人が増えてきています。
その代表格がモバイル保険です。
AppleCare+よりも価格が安く、それでいて保証内容も優れているので、モバイル保険の存在を知っていればAppleCare+よりもモバイル保険を選択する人が増えている見たいです。
モバイル保険とは?

モバイル保険とは、「さくら小額短期保険」から販売されているスマートフォンなどの電子機器を対象にしたスマホ保険です。
「モバイル保険」は、モバイル端末が壊れたときの修理費用を年間10万円まで保障してくれる保険です。
スマホやタブレット、ゲーム機などWifiにつながる機器全般が対象で、 なんと1契約で3台まで保証可能で月額700円(税込)。
モバイル保険では、修理時に自己負担額ゼロ(後から全額戻ってくる!)で修理が行えます。
【まとめ】AppleCare+は一括払いの方がおすすめ!

AppleCareはiPhone購入時に24ヶ月の一括払いがおすすめです。
月払いと比較すると24ヶ月終了時点で料金がトータルで5,000円の差額が生じるからです。
しかし一括払いの難点としては、iPhone購入金額+AppleCareの料金をまとめて支払わなければならないので、1度で10万円を超える出費になります。
最近ではAppleCare+よりもモバイル保険に加入する人も少なくないので、モバイル保険を選択するのも良いかもしれません。
それでも後に売却して買い替えることを検討しているなら契約譲渡できる一括払いにして販売価格をあげることもできますし、購入者の安心にもつながるでしょう。
AppleCare+