
皆さん、こんにちは!兵庫県でギター女子をやっている、さくらです!
元西播磨県民局長による内部告発文書をきっかけに、斎藤知事やその側近たちのさまざまな問題が明らかになった、いわゆる「文書問題」。これについては再び行われた兵庫県知事選挙において、斎藤知事が再選を果たしたことにより、一応の決着を見たかのように思えましたが…
一方で、兵庫県政の混乱は収まる気配がないどころか、さらに強まっているのが現状です。
そんな中、1月22日に行われた知事定例記者会見において、
知事が退出するとき、ドアを自分で開けず、高圧的に職員に開けさせた
という光景が、物議をかもしています。
この景色は、わずか数秒のシーンではありましたが、斎藤知事の本性を示す、ある意味において象徴的な様子でありました。
本日は、兵庫県在住のギター女子・さくらが、知事定例会見における斎藤知事のドア問題について、考察してみようと思います。
1月22日の知事定例記者会見
1月22日に兵庫県庁で行われた、知事の定例記者会見。
この日の記者会見は、竹内元県議が誹謗中傷や直接攻撃に苦しんだ中で自死を選んだことについて、斎藤知事の見解が問われる、非常に重要なものでありました。

しかし、斎藤知事はこういった質問に対して、核心に触れることなく、一般論での回答に終始したり、質問に噛み合わない回答を繰り返したりと、全く誠意ある対応を行いませんでした。
司会者を厳しくにらみつける斎藤知事
特に、後半の鋭い質問を放つフリーの記者たちに対しては、「まともに答える気がない」という態度を露骨に全面に出しながら対応します。
フリーの記者を司会者の職員が指名したときに、斎藤知事が当該職員を鋭くにらみつけた表情は

職員をこの表情でにらむとは…あまりにも怖すぎる
と、大きな問題となっていたところです。




記者会見場からの退出時に…ドアを職員に開けさせる
そして、この記者会見は、フリーの横田一記者が、質問にろくに答えてもらえず、怒りの声を上げる中、斎藤知事が逃げるように会見を終了させます。



会見は全部チェックしてきましたが、あんなに露骨な強制終了、初めてですね。
そして、この会見場から斎藤知事が立ち去ろうとするときの出来事です。
無言の冷たいジェスチャーで…
斎藤知事は、退出しようとしたとき、会見場のドアが閉まっていたことに気づきます。
普通なら、このドアは当然自分で開けるものだと思うのですが、斎藤知事は近くにいた職員に対して冷たいジェスチャーで、



ドアを開けろ
と、指示を出すのです。
斎藤知事より年上っぽい、ベテラン職員が…
その場にいた職員は、見た感じ50歳前後くらいの、斎藤知事より年上に見えるベテランっぽい風貌の方。
その方は、両手が塞がっていたにもかかわらず、斎藤知事の威圧感におののくかのように、両手の荷物を置き、ドアを開けるのです。
斎藤知事は、とてもキレイな所作でおじぎをし、その場を後にします。
そして、斎藤知事が去ったあと、その職員は、再びドアを閉めようとする…。
この間、わずか10秒の出来事です。



いくら知事とは言え、年上の人に対する接し方としてあまりに敬意がないのでは…と、憤りを覚えました。
垣間見えた斎藤知事のパワハラ気質
このわずか10秒ほどの様子から、いくつか、斎藤知事のパワハラ気質が読み取れます。
【パワハラ気質①】ドアすら部下職員に開けさせる
まず、斎藤知事は、ドアすら自分で開けないということ。
ドアを開けるのは、付き人の仕事であり、自分は何も手を煩わせることなく動きたい…そういった、斎藤知事の「上から目線」が、はっきりと見て取れるシーンであります。
なお、ドアを開けるときだけでなく、退出した後にドアを閉める様子も一切ありません。
斎藤知事は、そういった細々とした所作は、全部周りの職員にやらせているのでしょう。



こんな立ち振る舞いをしてたら、プライベートで人が離れていくと思うのですが…
【パワハラ気質②】「ドアを開けろ」の冷たいジェスチャー
そして、このときの、ドアを開けるように指示するその様子も、口頭で言うのではなく、近くにいた職員に対して、冷たく、そして高圧的にジェスチャーで示すのみ。
そう、まるで「お前なんかと話す必要はない」と言わんばかりの態度で。
「やってほしいことがあったら、言葉にして、丁寧にお願いする」
ビジネスマナー以前の、人としてのマナーだと思うのですが、斎藤知事は、子どものころ、親にそうしつけられていないのでしょうか。
【パワハラ気質③】記者に対して「だけ」は丁寧なお辞儀
そして、身近な職員たちについては、本来自分がやるべきことまでやらせたり、言葉も口に出さずに冷たいジェスチャーで指示したりと、まるで殿様のような偉そうな立ち振る舞いをしているのですが…
一方で、記者の方を向いて、お辞儀をするその所作「だけ」は、とても丁寧なものになっていました。
このように「外面だけは丁寧に取り繕って、内部の関係者たちに対しては冷たく当たる」というのは、パワハラをする者の典型的な行動パターンです。
「エレベーターパワハラ」と同じパターン?
ところで、この「斎藤知事がドアも自分で開けない」という行動パターンですが、以前の職員アンケートにおいても、同じような事例が挙げられていました。
それが
斎藤知事、エレベーターが開かなかったり途中で止まったりすると怒り出す事件
です。
これらについては、百条委員会のアンケートに、さまざまな事案が、詳しく記されています。
・神戸市内のフィールドパビリオン候補地(●●●)を視察した際、知事がエレベーターに乗ろうとすると目の前でエレベーターの扉が閉まり、乗り損ねたことに激怒して、エレベーター前にいた県職員に、施設の職員も見ている前で「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」と大声で怒鳴りつけた
企業の視察の際、知事到着時の会議室への案内の際、エレベーターで移動する必要があり、職員がエレベーターを呼んで知事が来るのを待っていたが、エレベーターの設定が特殊だったのか、外でボタンを押しているにもかかわらずエレベーターが他の階に移動してしまったとのこと。そこに知事が来て、エレベーターを呼んでおくことを何故していないのかと叱責されたとその職員から直接話を聞いた。私自身はその様子は遠方から見ていて、エレベーター前で知事から何か言われている様子は見たが、遠くて話の内容までは直接は聞いていない。どのような口ぶりでの叱責だったかまでは聞かなかったが、当該職員はその夜眠れなかったということだった。
①エレベーターを待たせていないと怒る話はよく聞きます。
・何十分も前からエレベーターを開けておかなければならず、その途中で来客が「エレベーターを使いたい」と言っても、知事のために使わせることができません。
・知事が乗るエレベーターを用意するために、乗っていた職員が降ろされることもあります。
知事室からのお出かけ…お帰りの際はエレベーターを待つを待つこと、途中階で止まると叱責されるため、秘書課総出で各フロアにてエレベーターが6階↔1階となる(知事以外が乗らない)よう奔走していると聞いた。
要は、
斎藤知事は、自分がスムーズに動けるように周りがすべてをお膳立てしておくのが当たり前で、それができていないと周りの職員を異様に強く叱責する
というメンタリティであるように思います。
そして、このようなメンタリティは、一般には「パワハラ気質」と呼ばれるものであります。
百条委員会では、エレベーター事案のほかにもさまざまなパワハラ事案が取り上げられていますが、今回の記者会見の様子は、斎藤知事は、いつそうしたパワハラを起こしてもおかしくないような気質であることが、状況証拠として理解することが出来そうです。
まとめ
以上、本日は、1月22日の斎藤知事定例記者会見における、ドアを自分で閉めない様子にフォーカスを当て、斎藤記事のパワハラ気質について考察してみました。
斎藤知事は、ドアすら自分で開けず、周りの職員に冷たいジェスチャーで指示をし、退出した後もほったらかし…という態度であったことが、動画で明らかになっています。
この様子は、まさにパワハラ気質を如実に表したものであり、そしてそのパワハラ気質は、かつて百条委員会でも取り上げられていたエレベーター事件のような、さまざまなパワハラがあったことを信じさせるに足る、状況証拠にもなっているように感じます。
このようなパワハラ気質のトップのもとで、果たして県職員が誇りと使命感を持って仕事ができるでしょうか。
550万人の県民が住む兵庫県の県政は、もとより知事ひとりで動かせるものではなく、約7000人の職員と、そして41市町の市町長や職員が力を合わせて、はじめて推進されるものです。
県政を本当の意味で躍動させ、推進するために、果たして斎藤知事の今の立ち振る舞いが適切なのでしょうか。改めて、疑問に感じ、これからの県政に、不安を感じる次第です。