皆さん、こんにちは!兵庫県でギター女子をやっている、さくらです!
斎藤知事の問題で大混乱に陥っている私たちの兵庫県ですが、そういったネガティブなトピックスのことを忘れれば、たくさんの地域資源がある、とても魅力的な自治体です。
そんな私たちの兵庫県にとってなくてはならないコンテンツが、プロ野球チーム・阪神タイガース。
阪神タイガースといえば、関西を中心に全国的な人気を誇るプロ野球チームですが、その地元は大阪ではなく兵庫県。
そして、この兵庫県出身の阪神タイガース選手、実は結構いるんです。それも、主力選手の中に。
本日は、兵庫県在住のギター女子・さくらが、兵庫県出身の阪神タイガース選手について、ご紹介しようと思います。
優勝パレード問題とかも気になりますが、きょうは政治的な話は忘れましょう!
兵庫県が誇る阪神タイガース
ではまず、阪神タイガースとはどのような球団か、おさらいしておきましょう。
阪神タイガースの誕生と移転の歴史
阪神タイガースは1935年に大阪市を拠点として誕生した、プロ野球球団です。
阪神タイガースを大阪の球団だと思っている人、結構いるんですよね…。
優勝の歴史と感動のエピソード
阪神タイガースは、前身の大阪タイガース時代も含め、これまで2回の日本一、10回のリーグ優勝を果たしています。
1985年の「バックスクリーン3連発」
中でも多くの人々の印象に残っているのは、1985年の日本一でしょう。この年は、主砲ランディ・バースを中心に掛布雅之、岡田彰布の3選手が揃って大活躍し、
という劇的なシーンを生み出しました。
また、このときの「カーネルサンダース道頓堀投げ込み事件」は、当時の熱狂と、一部ファンの暴徒化を如実に表すエピソードして、今も語り継がれています。
2023年は岡田監督のもとで「アレ」達成
また、昨年2023年の日本一も、非常にインパクトがありました。
1985年の優勝戦士だった岡田彰布氏が監督となってチームを率いたこの年は、「優勝を意識しないように」と、優勝という言葉を封印し、
アレ
という言葉に言い換え。こうして常に挑戦者の気持ちでシーズンを戦った阪神タイガースは、見事にリーグ優勝を成し遂げます。
その後はクライマックスシリーズも制し、同じ関西を地元に持つオリックス・バファローズとの日本シリーズを勝ちきって、日本一に輝くのです。
チームの戦力としては、絶対的エース・山本由伸を擁するオリックス・バファローズが有利との下馬評でしたが、チーム一丸となってオリックスの投手陣を攻略し、関西を、そして兵庫県を大熱狂に巻き込みました。
一方で、第6戦のオリックス・山本由伸投手が、阪神タイガース打線を力でねじ伏せるシーンにも見応えがあり、本当にスポーツの試合としてすばらしい日本シリーズになったと思います!
地域経済への貢献
さて、そんな阪神タイガースの活躍は、地元経済に大きな影響を与えます。
試合開催日には甲子園周辺の飲食店や宿泊施設が活況を呈し、グッズ販売も盛況です。特に優勝時には経済効果が顕著で、ファンによる祝勝会や関連商品の売り上げが飛躍的に伸びます。
特に、阪神タイガースの成績に応じて特典が変わる、尼崎信用金庫の「阪神タイガース預金」は有名ですよね。
このように、地域に密着し、経済や観光にも貢献する姿勢は、阪神タイガースの大きな魅力です。
読売ジャイアンツとのライバル関係
この阪神タイガースは、関西を代表する人気球団となるわけですが、そんな阪神タイガースと、関東の人気球団・読売ジャイアンツとの対戦は「伝統の一戦」と呼ばれ、大きな注目を浴びます。
特に阪神ファンは、これまでの歴史的経過もあって巨人に強いライバル意識を持っており、そのライバル意識がぶつかりあう伝統の一戦は、毎回注目カードとなり、ファンやメディアを巻き込んで、大きな盛り上がりを見せるのです。
なお、かつては巨人は豊富な資金力にモノを言わせて他球団の主力をかっさらうような補強を繰り返していたことから、阪神ファンたちから強く批判されるような向きもありましたが、最近の巨人は地域密着・若手育成に力を入れており、かつてのような「アンチ巨人」が生まれにくくなっているようです。
兵庫県出身の阪神タイガース選手たち!
さて、阪神タイガースには、地元・兵庫県出身の選手も、たくさんいます。それも、主力で。
それでは、兵庫県出身の阪神タイガースの選手たち、早速紹介していきましょう!
近本光司選手(淡路市出身、背番号5)
まず真っ先に思いつくのが、阪神タイガースのリードオフマンにして、2023年の優勝時にはMVPとして大活躍した、近本光司外野手です。
近本選手といえば、安定感あるバッティングと、抜群の走力が自慢なわけですが、そんな近本選手は、淡路市(旧東浦町)出身。
小中学校は淡路島の地元学校に通っていましたが、高校は兵庫県立社高校へ進学し、そこから関西学院大学へ。一貫して兵庫県内の学校に通い続けた近本選手は、社会人野球の大阪ガスを経て、阪神タイガースに入団します。
兵庫県出身の阪神タイガースの選手が、2023年の優勝に大きく貢献する…地元民にとって、これ以上ない、至福のストーリーだと言えるでしょう。
才木浩人投手(神戸市出身、背番号35)
続いては、神戸市出身で、2024年は実質的なエースとして大活躍した、才木浩人投手です。
150キロ前後の力のあるストレートと、落差のフォークボールを組み合わせて三振を取りに行く、本格派のピッチャー。天真爛漫な性格や、なかなかマウンドを降りたがらない負けん気の強さなど、性格も含めて魅力的なところがある才木投手です。
そんな才木投手は神戸市西区出身で、神戸市立須磨翔風高等学校に通っていました。
そう、才木投手、なんと公立高校出身なのです。ここからドラフト3位で地元・阪神タイガースに入団します。
高校時代はまだまだ無名の選手でしたが、そんな選手をドラフト3位で指名できたのも、地元だったから、というところはあるかもしれませんね。
佐藤輝明選手(西宮市出身、背番号8)
続いて、阪神タイガースのクリーンナップを支える佐藤輝明選手は、西宮市出身。
西宮市立甲東小学校から西宮市立甲陵中学校に進学し、高校は私立仁川学院高等学校と、ずっと地元・西宮市に居続けた佐藤輝明選手。
大学は近畿大学へ進学し、そこで圧倒的な成績を残して、地元・阪神タイガースにドラフト1位で指名されるに至ります。その後、好不調の波の激しさはあるものの、好調時には誰にも手がつけられないほどの圧倒的なパワーヒッターとして君臨するのは、皆さんもご存じのとおりです。
地元の西宮市役所には、彼の功績を称える展示などもあったりと、西宮市が誇るヒーローとして多くの人に愛されています。
村上頌樹投手(南あわじ市出身、背番号41)
続いて、2023年のMVPにして新人王の村上頌樹投手。彼も、近本選手と同じ、淡路島出身の選手にになります。
村上投手は、南あわじ市出身で、小中学校は地元にいたのですが、高校からは野球の名門・奈良の智弁学園に進学します。大学は東洋大学へ行き、ここで関西を離れるのですが、そこで阪神タイガースからドラフト指名を受けて、関西に帰ってくるに至るのです。
入団直後は苦労も多かったのですが、2023年に覚醒し、チームの優勝に大きく貢献。回転数の高いストレートを抜群のコントロールで投げ込んでいくそのスタイルは圧巻でした。
2024年は、研究されてしまったのか、力みがあったのか、内容の良くない試合も多かったのですが、2025年は復活を期待したいところです!
坂本誠志郎捕手(養父市出身、背番号12)
続いて、坂本誠志郎捕手は、養父市出身です。
この「養父市(やぶし)」、兵庫県民の方でも読めない人が多いんですよね…。
坂本捕手は、小中学校は地元の公立で過ごしましたが、高校は私立履正社高校へ進学します。大学は明治大学でしたので、いったんは関西を離れるのですが、彼もまた、阪神タイガースにドラフト指名されることで、関西に帰ってきます。
梅野捕手との正捕手争いは毎年阪神タイガースファンの間で熱い議論を巻き起こすところですが、兵庫県民としては、地元出身のキャッチャーである坂本捕手に頑張ってほしいところです!
一方で、梅野・坂本に続く捕手がなかなか登場せず、キャッチャーの世代交代が進まないことは、阪神タイガースのチームづくりにおいて大きな課題である…との声もあります。
下村海翔投手(西宮市出身、背番号19)
最後に若手選手のご紹介、2023年ドラフト会議で1位指名を受けた下村投手は、西宮市出身です。
小中学校は地元に通い、地元の硬式野球チームでならした後、高校は九州国際大学付属高等学校と、ここで関西を離れます。大学は青山学院大学へ進学した後、2023年のドラフト1位指名で阪神タイガースに入団することになり、ここで地元・兵庫県に帰ってくるのです。
活躍が期待された下村投手でしたが、入団後ほどなくしてトミージョン手術を受け、長期の戦線離脱を余儀なくされます。しかし、阪神タイガースには、同じ兵庫県出身の才木投手をはじめ、高橋遥人投手のようにトミージョン手術からの復帰に向けたノウハウが蓄積されています。
あせることなくしっかり回復させて、戦線に復帰してほしいところです。
まとめ
以上、本日は、地元・兵庫県出身の阪神タイガースの選手について、ご紹介させていただきました。
兵庫県が誇る地域資源の一つ、阪神タイガース。その人気も実力も全国レベルですが、個々の選手の中には、地元・兵庫県出身の選手もたくさんおり、「これぞ地元球団!」という誇りを持って応援させてくれる雰囲気があります。
兵庫県のチーム、阪神タイガースと、そこで活躍する兵庫県出身の選手たち。2025年も、みんなで応援していきましょう!