
皆さん、こんにちは!兵庫県でギター女子をやっている、さくらです!
元西播磨県民局長による斎藤記事の県政運営に対する内部告発がなされて以降、知事がその告発に対して誠意ある対応を全くしないことで、混迷を深める兵庫県。
そんな兵庫県は、斎藤知事の疑惑を追及する屈指の論客・竹内元県議の死という衝撃的な展開で、ますます事態の深刻さが顕在化しています。
竹内元県議は、死の直前まで、斎藤知事の支援者とされる勢力の誹謗中傷に悩み、苦しめられていましたが、その支援を受けているとされる斎藤知事は、こういった具体的な誹謗中傷に対して、一般論を述べるばかりで、具体的な対策やメッセージは一切出しません。
なぜ、斎藤知事は、ネットにうずまく誹謗中傷や苛烈な攻撃に対して、何のメッセージも出さないのか…。
本日は、兵庫県在住のギター女子・さくらが、斎藤知事が誹謗中傷を止めない理由について、考察してみようと思います。
竹内英明元県議の死去
2025年1月19日、兵庫県関係者に戦慄が走った、元兵庫県議会議員・竹内英明氏の突然の死去。
非常に熱心な県議会議員で、百条委員会の委員としても、持ち前の知識と熱量、そして内外から信頼される人柄を活かして、斎藤知事の疑惑を追及し、兵庫県政の正常化に向けて熱心に活動をされていた方でした。
しかし、斎藤知事への疑惑を追及するがゆえに、斎藤派と呼ばれる勢力や、「斎藤氏を実質的に支援する」という立ち位置で兵庫県知事選挙に立候補した立花孝志氏やその支援者たちから、苛烈な攻撃を受けてしまいます。
こうした攻撃に耐えかねて、兵庫県知事選挙が終わった後、竹内氏は兵庫県議会議員を辞職してしまいます。
しかし、議員辞職の後も、竹内氏への誹謗中傷や威力業務妨害は止むことはありませんでした。
そして、ついに2025年1月19日、竹内英明氏は、亡くなってしまうのです。自死とみられています。

斎藤知事はぶら下がり会見でまともに対応せず…
さて、このような痛ましい事件を受けて、斎藤知事はどのように対応したのでしょうか。
竹内氏が亡くなった翌日の20日、斎藤知事は登庁時にぶら下がりの取材対応を行います。
はじめは「痛恨の極み」「お悔やみを申し上げる」といった話をするのですが、竹内氏が受けていた誹謗中傷について問われると、態度を一気に硬化させてしまうのです。

詳しくは、動画で雰囲気を感じていただくのが一番良いかと。
このように、
- 答えは、一般論としての誹謗中傷への見解にとどまる
- 具体的に本件について聞かれても「知らない」の一点張り
- 「誹謗中傷をやめるよう言うべきでは」という問いへの答えをはぐらかす
- 核心に迫る質問をした記者に対して「それは○○さん(実名)の意見だと思いますけど」と記者名をさらす
と、斎藤知事は本件について、外形上は真摯に対応しているように見えますが、少し深堀りされると、いつもの「本性」が見えてしまうような対応になってしまっていたのです。





百条委員会委員長の奥谷県議が、誹謗中傷をやめるように強いメッセージを出したのとは対極的ですね…。
なぜ斎藤知事は誹謗中傷をやめさせないのか
さて、このようにデマや誹謗中傷が社会問題になっても、斎藤知事はなお、こういったデマや誹謗中傷をやめるような呼びかけを行うことはありません。
それはなぜか。
理由はとてもシンプルで、
斎藤知事は、「自らの支援者や立花孝志氏の支援者たちが、敵対勢力のデマを撒いたり、誹謗中傷を行ったりしたおかげで、今の地位がある」ことを分かっているから
に他なりません。


思えば兵庫県知事選挙のときから…
思えばこの流れは、兵庫県知事選挙のときから始まっていました。
当初は有力候補だった稲村和美氏に対して、
- 外国人参政権に賛成だ(実際は一切言及せず)
- 1000億の庁舎建設推進派だ(実際はそんなこと言っていない)
- 左翼だ(実際の政策はむしろ維新的な改革志向)
- 井戸知事派だ(実際は県議時代にケンカばかり)
- 既得権益側の人間だ(実際は既得権益などない)
と、斎藤派とされる勢力が、あらゆるデマをSNSや動画等で流して、有権者に誤った情報を提供し続けていました。




加えて、斎藤知事のことを批判的に報じていたマスメディアのことを「オールドメディア」とレッテルを貼って批判し、
選挙期間中で選挙関係の報道が自粛されたタイミングに乗じてマスメディアへの攻撃も徹底して行っていた
のです。
また、今回亡くなられた竹内元県議のほか、百条委員会の委員長であった奥谷県議、丸尾県議に対しても、誹謗中傷や自宅を訪問しての攻撃といった行為を行っていました。
選挙が終わった後も、攻撃は止まず…
そして、兵庫県知事選挙が終わった後も、百条委員会委員への攻撃は止みません。
株式会社merchuによる公職選挙法違反の疑いが出てきても、そういった攻撃の「量」がSNSで主流になることで、選挙後の斎藤知事への忠誠心や求心力を維持することにつながっていったのです。


斎藤知事は、確かに自らが誰かを攻撃することはしません。
しかし、
斎藤知事の支援者たちが、斎藤知事に代わって、斎藤知事に批判的な意見をいう人たちを、デマや誹謗中傷、自宅へ乗り込んでの攻撃といった威力業務妨害といった形で攻撃している
のです。
斎藤知事が支援者に指示を出しているか否かはわかりませんが、結果として支援者たちの苛烈な攻撃によって、斎藤知事が守られていること。
逆の言い方をすると、このような苛烈な攻撃を行う者たちこそが、斎藤知事の中心的支援者であるからこそ、斎藤知事は彼らの動きを止めることができないし、しようともしないのです。
まとめ
以上、本日は、竹内元県議の非業の死に直面する中、なぜ彼を苦しめた誹謗中傷や攻撃を、斎藤知事が止めないのかについて、考察いたしました。
竹内元県議は、斎藤知事を支持する者たちによる苛烈な誹謗中傷によって心を痛め、最後は自死に至りました。
そして、同様の攻撃が、奥谷県議や丸尾県議といった、斎藤知事にとって耳の痛いことを言う者に対して、今もなお続いており、これ以上の被害者・犠牲者が出ることは、絶対に止めなければなりません。
にもかかわらず、斎藤知事はこういった問いに対して、まともに向き合おうとはしません。
その背景には、反斎藤派に対して苛烈な攻撃を行うことで、斎藤知事の求心力が高まると考えられていること。そして、そのような攻撃を嬉々として行う勢力が斎藤知事の支援者であり、支援者の動きを止めるようなことができないことが考えられます。
しかし、デマや誹謗中傷をSNSで撒き散らしたり、リアルな世界での攻撃を行ったりすることは、名誉棄損や威力業務妨害といった不法行為となり得るものであり、ましてや死者が出ている状況の中、斎藤知事はリーダーとして、支援者に対してこういった行為を止めるように動くのが、当然の姿です。
人が死んでもなお、自らの手で暴徒化した支援者を止めようとしないリーダー…。
これ以上被害者・犠牲者が出る前に、何とか事態を止めてほしいですし、もし斎藤知事本人がこれを止めようとしないのであれば、検察・警察による公権力によって、事態の収束を図るしかないところまで来ている…。
私は、そのように感じます。







